石綿(アスベスト)飛散防止剤の自社開発
企業名: 株式会社塩崎組

■得意分野は石綿飛散防止対策

 「石綿を使用している現場で作業をするうちに、この石綿が固まらないかと考え、研究することにしました」と渇枕闡g・塩崎久雄社長は語る。
 塩崎組は大正10年創業の歴史ある企業である。建設業として長年地域に根ざしてきたが、公共事業の減少をいち早く予測した塩崎社長は、平成18年に新たに環境事業部を設置。社会的に問題視され始めた石綿対策に乗り出した。
 現在では石綿の吹き付け、石綿使用製品の製造は原則禁止となっている。しかし、石綿除去には莫大な経費が必要であることや、使用中の建物内での石綿除去は、長期に渡って石綿が飛散する危険性があるなどの理由により、いまだ多くの建物の石綿対策が行われていないのが現状である。

■ESタフクリート液の開発

 塩崎組では使用中の建物内においても、石綿の表面を固めて飛散を防ぐことができる「封じ込め工法」を行っている。また、封じ込めを行う際に、固まりやすく現場に適した飛散防止剤が必要と考え、自社製品「ESタフクリート液」を開発した。ESタフクリート液は、中四国で初めて、石綿飛散防止剤として建築基準法に基づく建築材料としての国土交通大臣認定を受けており、既に石綿吹き付け現場でも活躍している。また、塩崎組では吹付石綿のはぎ取り工事や石綿含有建材の解体処分も行っている。
 産業界では大学などとの連携による産学連携がよく行われるが、このESタフクリート液は、塩崎社長の中学時代の先輩後輩による「先輩後輩連携」が実を結んだ。中でも塩崎組の顧問を務める椿本明仁アスベスト診断士との二人三脚が、塩崎社長の新事業を開花させた。
 「簡単、低価格にて、石綿飛散の不安を取り除くことができます。まずは無料相談をご利用ください」塩崎社長の奮闘はスタートした。

(技術相談室チーフアドバイザー 林)