鋳造業として四国初のISO14001認証取得
企業名: 株式会社クリタ

■得意分野は環境意識の高さ

 「これから企業経営を積極的に行っていくためには、環境面の管理に取り組むことが重要だと考えます」と潟Nリタ・栗田陽一副社長は語る。
 クリタは昭和10年に創業。溶かした鉄を砂型に流し込んで金属部品を製造する鋳造の仕事を行い、二輪車のエンジン、上水道バルブ、農業機械などの多種多様な鋳物部品を月間約5 0 0 トン製造している。鋳造業界は、一般的に職場環境が劣悪だと言われており、環境マネジメントの国際規格であるISO14001を認証取得するためにはハードルが高く、積極的に環境対策に取り組もうとする企業がまだ少ない業界である。現在のところ、愛媛県内では146の事業所(平成20年7月末現在)がISO14001を認証取得しているが、鋳造業としては、クリタが四国で初めて、中四国でも5番目の認証取得である。

■社内の環境意識向上が重要

 ISO14001は、企業や団体等が行う環境マネジメントの標準化のために生まれた国際規格である。製品規格と異なり、経営の管理組織や管理制度の規格であることから、その認証には経営者の強い意志が重要となる。クリタでは、これからの企業経営には環境意識が必要であり、企業が環境意識を高めることで、省資源・省エネルギーなど、企業活動にもプラス効果をもたらすという理念のもと、約1年前に栗田肇社長がISO14001の認証取得を宣言、平成20年5月12日に認証取得した。
 ISO14001の認証取得には苦労も多かったが、社員が一丸となり、乗り越えることができた。取り組みを始める際には、アル・ゴア元アメリカ副大統領主演の「不都合な真実」を社員全員で鑑賞し、社員の環境意識を啓発したという。
  「鋳造業だから環境問題を回避してもよいわけではなく、我々の企業が地球にどうあるべきかを考えていきたい」クリタの取り組みがスタートした。

(技術相談室アドバイザー 和田)