すべて自分たちで手がける一貫生産体制
企業名: 株式会社テラマチ

■得意技は一貫生産体制

「うちの強みは、仕事を全部社内で行うことができる一貫生産体制です。お客様もテラマチに頼んでおけば、全製造工程の品質に責任を持って仕事をしてくれると期待してくれています」と潟eラマチ・和名谷勝雄常務取締役は語る。

テラマチは昭和8年に大阪市で創業、昭和19年に丹原の地へ工場を建設した。創業当初はネジ作りからスタート。その後、農業機械部品製造のウエートが拡大したが、現在は農業機械部品製造のウエートが縮小し、金型部品製造・組立、建設機械部品製造・組立、エンジン用ボルト製造が事業の中心となっている。

テラマチの強みは、部品製造に要する熱処理、鍛造、加工、溶接、仕上、組立までの全工程を自社内で行えることである。全工程を1社にて実施することで、コスト低減、納期短縮、品質保証体制の確立などのメリットが生み出される。『最高の精度、最高の品質』をお客様に提供することで、安定的に顧客からの信頼を得ることができる。

■機械と人材は自社の宝

テラマチには600台以上の生産機械が設置されているが、大手機械メーカーでも、これだけ多種の設備を設置している事業所は珍しい。長年業界に携わった技術者も目を丸くする。

また、いくら精密で自動化された生産設備であっても、それを動かす人材次第で製品の良し悪しが左右される。テラマチの特徴は、大手機械メーカーなどで活躍されてきた優秀なOB人材を積極的に採用し、各部門の核として社員指導を行わせていることだ。

「厳しい経済状況だけれども、過去よりも今後を考えていきたい。バラバラで納品していたものを組立まで行うなど、より高付加価値の製品を納品することで、テラマチの存在価値を高めていきたい」自社の強みを活かしたテラマチの挑戦が続いている。

(レポーター:技術相談室チーフアドバイザー 林)

※写真1 焼入を行う浸炭炉
※写真2 焼入を行う真空炉
※写真3 金型の組立作業の様子