クリーンルームを活用した野菜栽培
企業名: 株式会社日本システムグループ

■得意技は団結力とスピード

「近年、食の安全・安心への意識から日本産に対する興味関心が高まってきている中、工場内の遊休スペースを活用して何かできないかと社内で話し合った結果、外食事業と工場野菜の分野へ進出することを決めました」と鞄本システムグループ(NSG)の文野忍工場長と佐伯賢二新規事業部門長は語る。

NSGは平成2年に創業。当初は10名程度の従業員でスタートしたが、現在は従業員220名を抱える企業へと成長した。NSGの特徴は、社内のコミュニケーションから生じたアイデアを素早く活用し、従業員のやる気アップへつなげていることである。家電製品組立加工から始まったNSGだが、時代のニーズに応じ、光学機能性フィルム加工、医療器具製造、ガリウム精製と数々の事業に挑戦してきている。今回の工場野菜の栽培も、NSGの団結力とスピードから生まれた成果だ。

■全国で注目される工場野菜

近ごろ農林水産省や大手企業が注目し、インターネットや新聞上で取り上げられることが多い工場野菜だが、NSGでは平成19年から栽培に取り組んできた。現在は自社技術を活用した設備を使い、レタス、わさび菜、大葉、鴨頭ねぎを栽培している。

工場野菜の特徴はクリーンルームを活用するため農薬を使用する必要が無く、安全・安心な野菜を、1年を通じて提供できることだ。露地やハウス栽培と比較して高値となる傾向にある工場野菜だが、コスト低減を図り、多くのお客様に安全で新鮮な野菜を届けるのがNSGの夢である。

現在、NSGが栽培した野菜は、自社が経営するカジュアルビュッフェレストラン「BU」に提供されている。
「こだわりの生ビールと一緒に、安全で新鮮な食材を味わっていただきたい」
NSGのチャレンジが続いている。

(技術相談室チーフアドバイザー 林)

※写真1 虫食いが無く、青々と育つ野菜
※写真2 BUでは安全・安心な野菜を提供している