自己責任を重視する超高性能な職人軍団
企業名: 株式会社タカテツ

■得意技は高い溶接技術

「溶接技術に関しては中小企業の中でも優秀な技術力を有していると思っています。他社が取り組まないような難易度の高い溶接にも積極的に取り組んでいます」と潟^カテツの橋健吉社長は語る。

タカテツの前身である高橋鐵工所は、大正13年に新居浜市にて創業、今年で85年目を迎えている。創業当初は精米機などを製造していたが、昭和40年前後の大手化学メーカーによる石油プラント建設の流れに乗り、石油を熱分解して精製する際に必要とされる熱交換機など、プラント装置用機器の製造に着手した。

タカテツの特徴は、中小企業としては極めて優秀な技術力を有し、特に溶接に関する技術力向上に力を入れていることである。世界経済のグローバル化が進展した今日のモノづくりは、より付加価値の高い製品を作り出すことが求められている。タカテツは、自社の高い技術力を活かした熱交換機製造に特化することで他社との差別化を図り、顧客からの厚い信頼を得ているのである。

■超高性能な職人軍団

橋社長は「人間の底力は無限大だ」と表現するが、タカテツは個々の社員が有する能力を活かし、互いの仕事を尊重しあうことで、困難かと思われる事業へ積極的に取り組んできた。タカテツの人材育成の方針は、社員の自己責任を重視する放任主義である。

タカテツには社員自らが高い技術力の必要性を感じ、積極的に上の資格をめざそうとする気風が感じられる。橋社長自身、資格が本人の社会的地位になるのだからと、社員が積極的に資格を取得することに前向きだ。

高橋鐵工所からタカテツへと名称変更した際に新しく作成したスピード感あふれるロゴマークには、世の中の変化のスピードに遅れないようについていくという意味が込められている。次世代に向けたタカテツの取り組みが続いている。

(技術相談室アドバイザー 市原)

※写真1 株式会社タカテツ
※写真2 他社に負けない溶接技術
※写真3 タカテツのロゴマーク