米ヒバの製材、集成材製造で世界一
企業名: 株式会社サイプレス・スナダヤ

■製材から集成材の製造・販売まで

「弊社の特徴は、家屋の土台や基礎に使用される米(べい)ヒバの製材から、集成材の製造・販売までを自社で一貫して行っていることで、その取扱量は世界一です」と潟Tイプレス・スナダヤの砂田和之社長は語る。

米ヒバはヒノキの仲間で、耐水・耐腐朽性に優れる木材である。一般家屋の土台や基礎をはじめ、寺社や城閣などの歴史的建造物の復元や修繕などにも使用されている。
潟Tイプレス・スナダヤの歴史は古く、約320年前の元禄元年に塩田業から始まった。塩田用具の「塩鍬(しおくわ)」の製造販売も行っており、材料の桜の木を多く取り扱っていたことが縁で、本格的に材木商を始めたのが明治25年。第二次世界大戦後の復興期に、国産ヒノキの代替としてカナダやアラスカから輸入した米ヒバを主に扱うようになり、現在では年間12万立方メートル、米ヒバの世界流通量の約45パーセントを取り扱うまでになった。

■最新鋭の設備導入で無駄を省く

米ヒバは、節などが多く加工が難しい木材である。潟Tイプレス・スナダヤでは、この節や割れなどを高解像度カメラとレーザーで高速解析する「ウッドアイ」という機械を導入し、無駄のない木材カットを実現している。
また2年前には、製材の過程で発生する木材片やおがくずをバイオマス燃料として利用するボイラー設備を導入し、二酸化炭素の排出削減を図るなど、環境への取り組みも積極的に行っている。

■国産材の見直し

「国内では、木材需要よりも森林の成長の方が上回っています。木を切ることは悪いことではなく、その後の管理が大切なのです」と砂田社長。近年、国産材の活用が見直されており、潟Tイプレス・スナダヤでも数年前から国産ヒノキの取り扱いを始めた。
砂田社長は「今後も国産材の取り扱いを増やし、柱や梁(はり)などの新製品の供給も始めたい」と、国産材の活用に意欲を見せている。


※写真1:潟Tイプレス・スナダヤの社屋
※写真2:木材の状況を高速で解析する最新鋭の「ウッドアイ」