「豆」の専門店
企業名: 株式会社志賀商店

■「豆」へのこだわり

おせち料理に欠かせない「黒大豆」の煮豆等、豆専門の食品加工を手がける且u賀商店。
1945年、新居浜市で乾物や佃煮販売の行商で創業し、その後、同市でスーパーマーケットを開店。店先で炊く煮豆が好評を博し、煮豆や佃煮の製造を専門に行うようになった。その後1977年に、良質の水を求めて西条市に工場を移設。1981年には株式会社化し、「豆」にこだわった事業を今日まで継続している。志賀商店の商品は、低塩・低糖の味付けが特徴。その味は現代の健康志向と相まって、中高年層を中心に支持を得ている。

■「豆」で一番に

「志賀商店を知ってもらうため、“豆”で一番になろうと考えた。それから“豆”にこだわる弊社の歴史が始まった」と、志賀商店の原社長は語る。豆に特化した食品加工業者は珍しく、志賀商店は県内では唯一の存在だ。
古くから、日本人の貴重なたんぱく源として食されてきた豆類。志賀商店では伝統の味を守りながらも、時代の移り代わりとともに「新しい味・食感」を求め、新商品の開発に取り組んでいる。煮豆のほか、絞り甘納豆、豆を使ったゼリーなどのデザートも商品化し、消費者のニーズに応えている。

■「豆」の一粒一粒に、思いを込めて

志賀商店の商品は、効率化を求めない昔ながらの製法で作られる。職人の目で炊き上がりを見極め、一粒一粒人の手で選別し、皮が破れないように丁寧に袋詰めされる。こうした努力により、自動化された機械での大量生産では表現できない、味と風味を生み出している。
「“豆”を通して、おいしさの感動を、健康の悦びを、心からの満足を提供することを使命とします」これが、志賀商店の経営理念だ。

■中央から地方へ

志賀商店の商品は、ほとんどが関東や関西の高級スーパーマーケットや有名百貨店で販売されている。県内で購入できるのは、今在家の工場に併設された直営店舗と一部のスーパーマーケット、そしてインターネットによる通信販売のみ。
「地域で生産した物をその地域で消費することも大切だが、それだけでは地域のさらなる発展は望めない。地域外で販売することで、地域外から所得が得られ地元に雇用が生まれる。それが地域経済の活性化につながる」と、都市部での販売に注力する理由を熱く語る原社長。

地方から都市部に向かって人材や所得が流出していく時代。地域に所得を還元させ、雇用を生み出す企業の事業展開が、地域経済の活性化と発展に寄与している。


※写真1:「豆」の専門店、且u賀商店
※写真2:熱く語る原社長
※写真3:且u賀商店の直営店舗「まめや」