新たな事業展開に挑戦!
企業名: 株註ホ工業・叶の愛(めぐみ)

市内で建設業を営む株註ホ工業。
公共事業の減少や民間企業の設備投資が低迷し、建設業界全体が厳しい状況にある中で、同社は省エネルギー関連事業や、農業・食品加工分野への進出など、新たな事業展開を見せている。

■新規事業@ 省エネルギーLED蛍光灯交換設置事業

省エネルギー・節電商品として今、注目を集めているのが、LED(発光ダイオード)照明。LEDが持つ長寿命かつ低消費電力という特性が魅力となり、家庭だけではなく企業などでも、LED照明の導入が進んでいる。

株註ホ工業では、事業所等で使用されている従来の蛍光灯のLED化に注目。LED蛍光灯の販売会社と業務提携をして、全国規模でのLED蛍光灯交換設置事業を展開している。
事業所等で使用されるLED蛍光灯の場合、一般家庭での普及が進むLED電球とは異なり、照明設備内部の配線工事や照明設備そのものを交換する必要があり、交換費用が高額となる。しかし、同社が扱うLED蛍光灯では、配線工事を行うだけで既存の照明設備を使用できるのが特徴。また、蛍光灯の交換から配線工事までを同社が一括して行うことで、コストダウンを実現している。設置規模にもよるが、試算では設置後3年ほどで、初期投資相当額の電気料金を節約できるという。

■新規事業A にんにくの生産・加工・販売

株註ホ工業の白石社長は、建設業を営む傍ら、米作りや野菜の栽培を手がけてきた。米の裏作として栽培が可能なにんにくに着目し、今年1月にはにんにくの生産・加工・販売を行う、叶の愛(めぐみ)を設立した。

加工商品の中でも特に力を入れているのが、にんにくを低温で熟成させた「めぐみにんにく」。地方独立行政法人青森県産業技術センターとライセンス契約を結び、同センターが特許を持つ低温熟成製法を用いて、にんにくを熟成させている。にんにくは熟成させることで、抗酸化作用や健康増進成分の含有量が増加し、にんにく特有の刺激臭を抑えることもできる。
現在、財団法人えひめ産業振興財団の助成事業を活用して、熟成にんにくを使った食酢飲料やドレッシングなどの商品化を進めており「めぐみにんにく」シリーズとして、年度内の販売開始を目指している。

写真1:白石工業の社屋
写真2:サイクスに設置されたLED蛍光灯
写真3:特許製法で熟成されるにんにく